引っ越してから
今住んでいるアパートに引っ越してから数年。引っ越し作業が完全に終了しないままに暮らしていました。
忙しい時期に引っ越しとなってしまい、間に合わせで必要な物から段ボールから出しながらの生活となったので、一番優先順位の低い本類が長い間段ボールに入ったままでした。
本棚に料理の本など実用本は並べましたが、引っ越し以降なぜだか忙しい日々が続いて、最後数箱ですがそのままに残されていました。
あるとき、ふっと、昔影響を受けて何度も繰り返し読んだ本を思い出し、読み返してみたいと思ったのですが、これが見つからず、、、。諦めかけていた頃、ふっと、どこからともなく出てきました(笑)かくれんぼでもしていたのかと思うくらい見つからなかったのに、不思議です。我が家の片付いていなさがバレてしまいますね。
シンプルに生きる
その本が、ドミニック、ローホーさんの「シンプルに生きる」です。
私はいつも半身浴しながらお風呂の中で本を読むので。もうボロボロです。
この本には、ものすごく影響を受けて、でもなかなかシンプルライフを実行に移せずにいたし、本に書かれている内容も理解できないというか、ピンとこない部分があった気がするのですが、今回時を経て読み返してみて、なるほどなあと腑に落ちる部分が多くなっていました。
私の価値観が変わったのか、少なくても何かが変わったのだろうと思います。
ピンとこないと思いながらも、感銘をウケる部分だけは、今も昔も全く一緒!
不思議ですね。
それらのいくつかをご紹介させてください。
シンプル主義の37箇条
まず、感銘というかある意味ショックを受けた、本の冒頭の シンプル主義の37ヶ条 から。
9)大事なもの以外何もいらないをおまじないにする
10)「少なく」が「多く」をもたらすことを現実に実感してみる。
30)二流の選択を決して受け入れない。
耳に痛いことばです。
二流の選択を決して受け入れない、、、そんな、我が家は二流しかないよ〜と途方にくれてしまったような記憶が、、、苦笑。
いまは、この意味がわかる気がするのです。とはいえ、二流の選択を受け入れないを実行することは、いまも難しそうですが、できる範囲内でそう努力しようと思い始めています。
ほどほどによいものを排除する
「身のまわりに置いておくのは、だいすきなものだけにする」と、今から心に決めてください。
つまらないものや過去のものに自分お世界を占領されないように。
少しだけ、でもとびきり良いものだけに囲まれて生活することを心がけましょう。
ほどほどに良いもの、ほどほどにお気に入りだったものは処分し、完璧なものと取り替えること。たとえ、それが浪費と映っても躊躇しないことが大切です。
シンプル主義は高くつきます。けれども、この代償をはらってこそ、最小限のもので満足できる、シンプルな生活が手に入るのです。
捨てても捨ててもリバウンドしてきたのは、そこそこのものを購入していたからなんだと気付かされました。
完璧なもの を見つけるというのも、ハードルが高すぎて私には無理だなと諦めてしまいました。
完璧なものなんて、そもそもあるの?とも思ったし(笑)
シンプル主義は高くつくと言われるように、どちらにしてもそれなりのお値段のものを揃えることになるのだろうなと思ったので、節約主婦の私にはそれは無理無理と。
完璧なものを探す時間もエネルギーも経済力もないなあと最初から投げてしまっていたし、だからか、なんとなくピンとこなかった部分でもあります。
あれから時間が経ち、完璧とは言わないまでも、ジャストフィットするものを見つけられれば、靴でもバックでもたった一つでいいんだということを実は最近学びました。
それを実感するまでは、たとえばバックはファッションやTPOに合わせるのでそれなりの数が必要と思っていました。
でも、これぞ!というものに出会えれば、数は限りなく少なくて済むんですよね。
デザインも色もベーシックなものであれば、春夏秋冬を通じて身につけても問題ないし。
最低限の数で済めば、結果、お財布にも優しい選択となります。
ベーシックの強み
ベーシックで周りを固めましょう
と本の中にも書かれています。
せっかくの人生、ベーシックにこだわらず、もっとファッションを楽しんだほうがいいのではないか?と当時の’私は思いましたが、いまはこれに納得です。
ベーシックであればあるほど、季節や場所を問わずより幅広く活用できるので、ものの数が少なく済むことを実感しています。
でも今はそれに気づいたばかり。ベーシックを揃え始めたところなので、私の道のりはまだ先が長いんですが、、、。
そして、私自身の好みがベーシックというよりは、ちょっと遊びのあるものが好きなので、その折り合いも難しいところですけれど、、、。ベーシックでありながら、微妙に控えめに遊びのあるもの、、、、を見つけていきたいなあ。
なんてことを、この本を久しぶりに読み返しながら思ったのでした。
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